ジャーナルJOURNAL

旧神戸市立生糸検査所

大学の研究室OBの研究会に参加して,その企画で旧神戸市生糸検査所に行ってきました.神戸税関の向かいにあるポートライナーで三ノ宮から島へいく橋を渡る直前に西側によく見える建物です.

旧館と新館からなっていて,どちらも昭和初期に建設されたもので,神戸市が買い戻して,デザインクリエイティブセンターを改修してつくる計画を進めています.

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内部には写真のような生糸を巻き取って検査する機械が残されていて,またこの機械のつくりが,とても精緻できれいでした.今でならプラスチックで作りそうな部材が陶器でできていたり.

中でもこのハイサイドライトのある体育館のような大空間があり,とても魅力的でした.

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曇りの日だったのですが,照明なしでこの明るさ.細い鉄骨部材を組み合せて作られたトラス構造の屋根.これだけなのですが,なんか楽しい空間です.

改修して使うなら耐震改修をする必要があるのでどうするもんかと話していたら,地下があるのだけれど,漏水しているらしく,それならいっそ,その地下を使って免震構造にして,上屋をこのままに使えばいいのではという話がでていました.

第一突堤も今年は人工ビーチになるし!http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002732504.shtml

神戸の設計事務所としてどんどんいいものを提案していかなければ!