『RCの壁』が家族を守ってくれる、開放的に安心して暮らせるRC造の家
芦屋市内の平坦な住宅街に建つ一戸建ての住宅。
南側接道の整形地という敷地において1階リビングの南側に大きな庭を取り、カーテンは閉めっぱなしという間取りではなく、2階ファサード部分に壁を設けることで、道路と一体的なオープンな外構としながらも安心して窓とカーテンを開けて過ごすことができる家族の空間を作りました。
個室においても杉板の塀に囲まれたテラスを設置して光と風を取り入れながら安心して眠ることができる空間としています。
- 所在地
 - 兵庫県芦屋市
 - 敷地面積
 - 約70坪
 - 延床面積
 - 約50坪
 - 間取り
 - 3LDK
 - 構造・規模
 - RC造 地上2階建て
 - 用途
 - 一戸建ての住宅
 - 設計
 - シンプレックス一級建築士事務所
 - 施工
 - 株式会社三和建設
 - 竣工
 - 2018年12月
 - 写真撮影
 - 平 桂弥
 
宙に浮いたように見えるRC杉板型枠打ち放しの壁が道路から2階リビングの開口部を隠して,家族のプライバシーを守ります.
玄関にも中に浮いたように見える玄関収納と階段踊り場があります.
黒く塗装された手摺のある階段にはスリット窓からの明るい光が差し込みます.
この光が,階段に面したスタディコーナーも明るく照らします.
大きな開口部のあるチークフローリング張の2階のリビングはRC杉板型枠打ち放しの壁のおかげでカーテンを閉めずに暮らすことができます。
ペニンシュラタイプのオーダーメイドキッチンからはスタディコーナーも視界に入れながら作業ができます.
木柵塀に囲まれた中庭に面したカーペット敷の寝室は落ち着いた色調のクロスで仕上げられています.
RC杉板型枠のエッジ部分